君の膵臓を食べたい
遅くらばせながら、昨年末に「君の膵臓を食べたい」を読んだ。
当初、「君の膵臓を食べたい」。 タイトルからして、猟奇的な内容か、もしくはヒロインが膵臓の病気で「セカチュー」的な内容だと想像できたので、食指が動かなかった。
しかし、本屋大賞2位になり、映画にもなったので、「世の中に遅れてはなるめぇ。」と本屋で手に取って買ってみた。
「君の膵臓を食べたい」。そのフレーズではじまり、やっぱ猟奇的なのかと思いながら、読み進めてきたところハマってしまった。前半はラブコメディー調ですすみ、途中やはりかと思わせる展開になりながらも、最後はまさかの展開に・・・。
今年、齢40になる大のおじさんが通勤電車で何度も号泣しちゃったもんね!!
内容としては、越谷オサムさんの「陽だまりの彼女」に似てるかなと思いながら、(作者は越谷オサムさんのファンらしい・・・)処女作にもかかわらず、住野よるという作家は平易で会話調の文章が多いにもにもかかわらず、綿密に練り上げられたストーリーで、読ませる作家だと感じた。今後の作品も楽しみになる作家の一人である。
内容をこと細かく書きたいのだが、読んでいない方もいらっしゃると思うので触れない。ちなみに「君の膵臓を食べたい」を読んでから、理想の女性のタイプはヒロインの桜良しちゃんになっちゃった・・・(ちなみに作者の住野よるさんは男性です・・・)
2017年は映画にもなり、コミックも出版され、さらに2018年にはアニメ版で映画が公開されるようである。遅くらばせながら、私の中で「きみすい」ブームが続くかも!?
ハマりすぎてコミックも買っちゃった!!